介護施設

 

介護保険の3施設を利用した時の費用

介護施設は多くの種類があります。今回は、介護保険のサービスを利用できる介護保険の3施設の票についてご紹介いたします。公的サービスですから、民間の老人ホーム等より費用は安く済みます。

介護保険の3施設

介護保険制度の下でサービスを行う三施設【介護老人福祉施設、介護老人保健施設、介護療養型医療施設】を介護保険三施設と呼びます。

  • 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)=「特養」
  • 介護老人保健施設=「老健」
  • 介護療養型医療施設は、医療機関が主

言葉が長いので、特養・老健と略して呼ばれることが普通。

保健三施設

それぞれの施設には規定に従った医師・看護・介護職員が常勤・非常勤で勤めており、利用者の快適な生活及び復帰を助ける施設。

全国老人保健施設協会に詳細が詳しくまとめられています。

介護施設の費用

介護施設にかかるお金は、「介護サービス費」「食費」「水道光熱費」「部屋代」「入居金」「月額利用料」等。このうち、介護サービス費は1割負担(一定以上の所得者は2割)です。地域によって、金額は異なります。そして、食費などその他の費用はすべて自己負担です。

そのため、月額は、ちょうど、年金支給額で収まるようなレベルに設定されています。

1日あたりの基準費用額(居住費・食費の平均費用)

一応、基準となる平均的な費用としては下記が目安。

●1日・30日あたりの基準額

施設サービスの負担額

上記費用は、目安であり、サービス内容・地域その他により異なります。

こちらの基準額を確認しても多床型で、月に約5.5万円位の費用がかかることになりますね。

特定入所者介護サービス費

所得の少ない人が施設を利用する場合には、負担限度額がありますので、安心して利用ください。

●一日あたりの負担限度額目安

特定入所者介護サービス

介護保険を含む財源には限りがあり、法制度は度々改正されています。しかも減額される方向への改正が多いため注意が必要です。

住民税非課税世帯でも預貯金が多い・世帯分離している配偶者が住民税課税者などの場合は、特定入所者介護サービス対象にはなりません。

介護保険施設入所者(短期入所を含む)などの食費・居住費(滞在費)については自己負担となります。しかしながら低所得の方には,施設利用が困難とならないよう,所得等に応じ,負担限度額が定められており,食費・居住費について,特定入所者介護サービス費を支給することにより,負担を軽減しています。
負担額の減額認定を受けた方には,「介護保険負担限度額認定証」を交付します。京都市の特定入所者介護サービス費用の事例

介護保険のサービスは、利用者の状況・所得などに応じて利用できるサービスや負担する費用が変わります。しかも、時折、制度が変更されるので、ネットでの検索や自己判断だけで決めるのではなく、ケアマネージャーや役所に確認しましょう。