世帯別収入

高齢者世帯の平均年収は、307.9万円(平成26年のデータ)

高齢者世帯の収入について、厚生労働省のデータを記載しておきます。

有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅に関する実態調査研究及び厚生労働省の平成26年版国民生活調査から抜粋しました。

青グラフは、平成22年(2010年)のデータ、赤は平成26年(2014年)のデータ。単位は万円。高齢世帯は世帯主が65歳以上の世帯。

平成22年の高齢世帯の平均世帯年収は、307.9万円。平成26年は300.5万円でした。しかしながら、平均値の300万円以上の収入がある世帯は、平成26年で37.4%。200万円以下の世帯が最多かつそれ以下の世帯も多いことがうかがえます。

●1世帯あたりの平均所得金額推移

世帯別平均年収の推移

出典:厚生労働省

しかし、他の世帯を見ると全世帯及び児童のいる世帯の収入が減少しているのに対して高齢者世帯は横ばいから微増しています。

全世帯の平均所得金額は、528.9万円、中央値は415万円。この数字を見ても高齢者世帯だけが、収入が少ないとは言えません。公的年金・恩給主体の高齢世帯と勤労所得の多い世帯の所得差は小さいと言えるでしょう。

介護保険や施設・年金を上手く活用して、介護におけるお金の不安を無くしてください。今ならば、まだ行政・社会保障も手厚いレベルを維持しています。



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