病院とタクシー

深夜・救急でも入院できずに、タクシーで苦労して帰宅する体験談。

高齢の父が、立てなくなるという事態が起きて、急きょ、救急車に乗って病院に行くことになりました。昼間に転んで腰と腕を強打していたので、それがあちこちに影響してきた様子。

夜間だったので、近くの病院も空いておらず、救急車を使わせていただくことに。近所には、個人病院が数軒あるだけなので、昼間、そこに行っても難しかったかもしれません。

救急車で向かうも入院できず

幸い、近くの大きな病院に診て頂くことができて、様々な検査を行った結果、命の別状はありません。週明けにもう一度、詳細な検査を行いますので、とりあえず帰ってくださいとのこと。さて、ここで困りました。腕を骨折している上に、原因不明の要因で立ち上がれないため、帰る手段がありません。数日だけでも入院させてくれないかと頼んだものの、無理と断られてしまいました。

介護タクシーは高かった

病院と提携している介護タクシーに話を聞いてみると、わずかの距離にもかかわらず、なんと概算見積もりで数万円のお値段。帰ってからいろいろ調べると5千円~8千円位のところが多い様子。地域・時間等で料金はいろいろと変わってくるのでしょうけど、普通のタクシーだと千円ちょっとくらいが数万円というのは・・・あきらめました。それまで、丈夫だったことから、要介護認定もしておらず。

●介護タクシーの料金は、下記のような内容を加算

  1. 乗降・介助料金
  2. 車いす・ストレッチャー
  3. 介助人数
  4. 待ち時間
  5. 距離
  6. 時間帯:深夜など

深夜に病人を抱えて、入院できず・・・というのは、本当につらいですね。

タクシーで帰宅

そこで、タクシーをお願いすることに。病院備え付けのタクシー乗り場で、電話すると10分程度で到着するとのこと。動けない大人をタクシーに乗せて、家に帰るというミッションをこなさなくてはなりません。

タクシーに深夜のる

タクシーに来てもらってからも病人を乗せるのに一苦労。片腕は骨折・腰は踏ん張れないから立ったり歩いたりすることができません。身体を持つよりもズボンを持った方が良いという看護師さんからいただいたアドバイスを実践して、何とか、タクシーに乗せることが出来ました。中肉中背ですからまだしも、太っている人だと・・・どうするんだろうこれと思います。

セダンタイプは、健康な人向けの車だなあと改めて感じました。

足腰・病人次第で車に乗るのも大変

後、タクシーの運転手さんにも声をかけて、お詫びとお礼を伝えて、手伝っていただけたのはありがたかったです。タクシーに乗りさえすれば、深夜で道は空いており、約15分程度で家に到着。

降りるのも、また一苦労で、何とか家にたどり着くことができました。タクシーを降りてから、家の中に入るまでも大変でしたが、何とかベッドに寝かせることができました。乗せる時にはいろいろと手伝ってくれたタクシーの運転手さん。降りる時は、次の営業に早く行きたいのか、降りるとすぐに去っていきました。この辺、もう少しだけ手伝ってもらいたいところではあったのですが、無理を申せません。深夜に運んで頂き感謝でいっぱいです。

結局、週明けにもう一度、検査した結果、即時入院になった上、半年近くの長期入院になったので、そのまま入院させてくれればと思うところ。とはいえ、来る人、皆、入院させていれば、病院のベッドも看護師も足りません。本当に必要性を感じた時だけ入院させるという病院の考えも分かります。入院してみると、ベッド数はもちろん、看護師さんたちの忙しさはスゴイですからね。



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