ケアプランの作成はきちんと話し合う

 

介護サービスを利用するにはケアプランを作成する

要介護・要支援と認定されても、何をどのように利用すれば良いのかさっぱり分からないという方がほとんど。こんなサービスがありますよとレストランのメニューのように、提示されても、どれを選べば良いのか迷うだけ。そこで、介護に詳しい専門家である「ケアマネージャー」が具体的なサービス利用方法となる「ケアプラン」を作成してくれます。

一口に介護サービスといっても、その内容は千差万別。家族の状況によっても形は異なります。そのため、利用者・家族・ケアマネーざやーでしっかりと話し合って「ケアプラン」を作り上げることが大事。

ケアプランの話し合い

要介護1~5のケアプラン(介護サービス)

●在宅で介護サービスを利用する場合

1.居宅介護支援事業所にケアプラン作成を依頼する

2.ケアマネージャーが作ったケアプランの原案をもとに、利用者・家族・事業所・ケアマネージャーが話し合い修正して「ケアプランを作成

3.サービスを提供する事業所と契約して、在宅の介護サービスを利用する

在宅サービスには、訪問介護やリハビリ・お風呂の介護などがあります。ケアプラン作成前に、自治体・包括支援センターなどと相談してしっかりと予習しておくことが大事です。

●介護保険施設に入所する場合

特別養護老人ホームや老人保健施設に入所する場合です。在宅で介護サービスを利用してからのことが多いと思います。

介護保険施設のケアマネージャーがケアプランを作成することになります。

要支援1・2のケアプラン(介護予防サービス)

1.地域包括支援センターに連絡

2.利用者と家族及び担当してくれる職員が話し合い介護予防のために改善点を出す

3.改善及び目標達成するための介護予防ケアプランを作成

介護予防のための訪問入浴やリハビリ、ホームヘルプによる調理・掃除などがサービスとしてあります。

★居宅介護支援事業所

要介護(1~5)の認定を受けた方が、介護サービスを受けられるようにサポートする専門家が所属している事業所です。自宅で介護保険サービスを利用するためのケアプランをケアマネージャーが作成します。

★地域包括支援センター

保健師や社会福祉士・ケアマネージャーがおり、地方自治体や病院・様々な施設と連携して介護予防や地域の高齢者の相談窓口として機能します。

困ったことがあれば、地方自治体の役所もしくは地域包括支援センターに相談しましょう。

★ケアマネージャー

ケアマネージャーは、「介護支援専門員」と呼ばれる役職で、試験&研修を受けた職業です。実務経験も必要ですからハードルは高め。

  • 保健・医療・福祉に関する法定資格に基づく業務に5年以上従事
  • 特定の福祉施設・介護施設・障害者施設などに5年以上従事

利用者が適切さなサービスを利用できるように、ケアプランを作成し、その後の連絡や調整を担う役割。そのため、利用者や家族との相性が合わない場合には、交代をお願いすることもできます。